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【レビュー】白騎士物語 光と闇の覚醒 [レビュー]

プレイ時間:67時間(住民依頼残り2とクリア後賞金首除く)


システム


大部分を古の鼓動『2ndwave』以降のシステムを流用しているため、
前作初期にあった不満はある程度改善されています。
中でも大きく変わったのが戦闘で、リングの貯まるタイミング、
貯まるスピードを改善したことにより、テンポよく戦闘ができるようになり、
かなりよくなりました。
また、スキルの効果や種類なども見直されたため、
前作をプレイしていても新鮮な感覚でできます。
が、スキルの数が増えたことによる、スキルパレットの増加がないため、
どのスキルをセットするか大変戦略性が求められるようになりました。
ちなみに、スキルパレットは5セットまで記録できますが、
現在のパレット以外を呼び出すのも、前作から変わらずメニューの奥の方で呼び出すため、
大変煩わしくなっているのが残念です。

今作は前作に比べて、難易度が上がっているのですが、
相も変わらず味方のAIが改善されていません。
このため、戦闘中度々操作キャラをチェンジするのですが、
それも前作同様ワンタッチでできないようになっています。
今作の売りの1つに、オフラインでもレナード達を、
クエストに連れて行けるようになっているので、
ここは改善して欲しかったです。
しかも、オフラインでクエストに連れて行けても操作できるのはアバター限定で、
ストーリーモードではできた操作キャラのチェンジさえできないようになっています。

前作では、ストーリーだけを追いかけ終了すると、
オンラインしか遊び要素がなかったですが、
今作には『住民の依頼』と『賞金首』が追加され、
古の鼓動・光と闇の覚醒が入っているため、
ボリューム不足は感じさせない作りにはなっていますが、
特に『住民の依頼』は、お遣いクエストも甚だしく、
依頼者の隣にいるNPCに意見を聞いてきてくれなど、内容が酷かったです。
クエストをこなすことで得られるアイテムなどがなければ、やっていなかったです。
ちなみに前作のクリアデータがないと、強制で古の鼓動からになってしまいますが、
クリアデータがあると、始める前にキャラクターのフルリメイクをして、
光と闇の覚醒を始められます。



グラフィック


前作の背景グラフィックは今でも綺麗なレベルではありますが、
今作では全体的にくっきりしたのか、グラフィックが多少綺麗になりました。
また、光の当たり方か陰影を変えたのか、
前作で不気味に映る場面の多かった、キャラクターのグラフィックですが、
かなり不気味さが取れマシになりました。
しかし、マシになった反面、前作同様キャラの台詞時の口パクが合っていないので、
やはり違和感があり残念です。


サウンド


今作では、ライブトークが追加され、オフラインでの移動中や戦闘中に、
キャラがよく喋るようになりました。
前作は淡々と進むだけだったので、この改善はよかったと思います。

フィールド曲に関しては、ストーリー上前作のフィールドを行ったり来たりするのですが、
前作からの使い回しばかりでがっかりです。
ただ、今作登場のフィールドには新しい曲が充てられています。

あくまで個人的にですが、オープニング曲は前作の方が好みでした。


操作性・快適性


システムの項でも多少書きましたが、前作の操作性も割とそのまま流用されているので、
敵や人や物をターゲットする時や変更する時、とにかくやりにくい。
アイテムの出し入れやメニュー周りも、前作から改善されておらず、
使いにくいままです。

セーブがかなり遅いです。
マメにセーブする人はかなりストレスを感じるかもしれません。
フィールド間の移動に関しては、ロード時間は気にならないレベルなので、
余計に遅く感じてしまいました。

フィールド1つを丸々読み込んでいて、その中ではシームレスな反面、
敵や人、魔法などの派手なエフェクト時に、多少処理落ちします。

素材の採取に関しては、今作では1回選択するだけで取り尽くせるようになりましたが、
カンストさせたアイテムもカウントされるため、
前作のようには狙ったアイテムを取る事ができなくなり、
一長一短の仕様に変更になっています。
しかし1回で全て取り尽くせますので、
今作ではクエスト中でも気楽に採取できるのかもしれません。


まとめ


ストーリー展開はかなり強引で、見るべき所も少なく、かなり残念な出来でした。
しかも、展開上前作のフィールドを行き来させられます。
目新しさがあまりにも乏しく、売りの1つでもあるアバターの変身も、
ストーリー後半なので、インパクトは今ひとつでした。
ここまで書いてみて、良い所がないように思われますが、
戦闘システムの改善は、かなり良くなっていて、前作では不遇な武器が多々ありましたが、
今作に関しては、そういう不満は改善されているように思います。
究極的には、素材を集めるために戦闘をして、合成をするゲームなので、
この変更は良かったです。

前作では不満があったオフラインのボリュームも、お遣いばかりの『住民の依頼』や、
『賞金首』なども追加され、前作ではオンライン前提だったクエストも、
一応レナード達NPCを連れて行けるに変更されてはいるので、
オンラインができない人もボリュームには不満はないと思います。
しかし、このゲームはやはりオンラインでフレンドなどと、一喜一憂しながら、
なかなか出てくれないレア素材を集めるゲームだと思いますので、
そういう遊びを前提に購入された方が良いと思います。


白騎士物語 -光と闇の覚醒-

白騎士物語 -光と闇の覚醒-

  • 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • メディア: Video Game

 


タグ:PS3 レビュー
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